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ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「○○鉱石」の知識

ファンタジー現代学

みなさまご機嫌よう。

高美濃四間です!

 

今回も引き続き、ファンタジーの世界観作りに役立つ経済関連の知識について語っていきます。

今回はなんとっ、みなさんの大好きな鉱石類について解説していきますよ!

ちなみに、もしまだお金に関する記事を読まれていなければ、↓を先に読んでおいてくださいね。

ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「お金」の知識
通貨はなにかを売買するための決済手段であり、皆が共通して価値を認知している通貨を交換の中心とすることで、商売は成立し経済が回る

 

こんな方におすすめ↓

・ファンタジーにおける鉱石類について、よく知りたい。

・鉱石類を活かした世界観が作りたい。

・そもそも鉱石類の可能性を理解していない。

 

<参考書籍>

コモディティハンドブック【貴金属編】

原油相場 (現代の錬金術師シリーズ)

ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑

 

<↓BGM>

和テイスト @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL

 

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ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「○○鉱石」の知識

みなさんは、「○○鉱石」って聞いたことありますか?

特にゲーム好きな方なら、よく使うと思います。

 

たとえばモンスターハンターなら、マカライト鉱石やドラグライト鉱石、ファイナルファンタジーならミスリル鉱石など、フィールド上の鉱脈で採れることが多いはず。

装備の加工・生産に使用するので、必要不可欠なアイテムですよね。

 

しかしこの鉱物資源、実は鍛冶以外にも様々な活用方法があるのです。

ご存知でしょうか?

これから詳しく解説していきますね!

 

現実でも大活躍している鉱物資源

まずは現実世界の鉱物資源について解説します。

この基礎を知っておくことが非常に重要なのです。

 

たとえば、金、銀、プラチナ、パラジウム。

これらは、工業用需要、資産的需要、投資需要、宝飾・装飾品需要があることで知られています。

特に金銀は昔、通貨の鋳造に使われていたもので、未だにその価値は上がり続けています。

 

ニクソンショック以前、紙幣は金との交換券であり、紙幣による経済を支える存在でした。

そう考えると、紙幣による経済の確立していないファンタジー世界であれば、その価値が高いことは間違いありません。

また、プラチナやパラジウムは工業需要が大きく、金銀の価値と相関性が高いです。

 

これら鉱物資源は、有限な採掘量、希少性、国際的な共通認識によって、資産、商品、通貨としての価値を持つ非常に魅力的なアイテムなのです。

 

金融商品としての利用

鉱物資源は、実際に通貨や装飾品として使う他に、ETFや先物などの金融商品としても利用されます。

これは価格変動が大きく、変動要因が多岐にわたるためです。

景気、インフレ動向、通貨・金利の動向、株式・債券の動向、国際情勢、鉱山会社の供給事情やヘッジ戦略、ファンド・マネーや年金基金の動向、消費・投資動向など。

 

ETF

ETFは上場投資信託と言い、株式市場で自由に売買できる株券のようなものです。

金ETFなどがあり、金の現物を裏付けにしている商品もあります。

 

先物取引

将来の決められた期日に、商品を受け渡す契約をし、そのときの受渡価格を現時点で決定する取引です。

言葉では難しいですね(笑

一言で言うと、将来の価格変動を予想して取引をする金融商品です。

 

リスクヘッジ

各鉱物資源のレートは常に変動しており、必ず価格変動のリスクは存在しています。

これを先物取引等によって、回避することを「リスクヘッジ」と言うのです。

簡単に言えば、将来予想した価格変動に対して、逆張りしリスクを相殺すること。

 

たとえば、冬にかけて天然ガスの需要が上がると予想したのなら、先に天然ガスの先物を買っておくことで、天然ガス費用高騰による業績悪化を、天然ガス上昇で得た先物の利益で相殺するのです。

 

様々な活用方法がある

このように、鉱物資源はただ採掘して武器の強化に使うだけではないということです。

 

・装備、装飾品の生産・強化

・通貨として利用

・金融商品として取引することで利益を得る

・先物取引によるリスクヘッジ

 

創作上は、価格変動や異なる経済圏での比率の違いを上手くコントロールすることが重要となってきます。

 

ファンタジー世界での活用法

ファンタジー世界では、架空の鉱物資源がたくさん登場しますね。

ドラグライト鉱石、ミスリル鉱石、紅蓮石など……

これをただ装備の生産・加工に使うだけではもったいない!

それぞれに固有の特性を持たせることで、様々な取引に発展できるのです。

 

例1

たとえば、紅蓮石は高熱を発する石で、炎属性の武器を生産するのに使うという用途があるとします。

もし気候変動などを理由に、炎属性が弱点の魔物が大量発生したら?

炎属性の武器の需要が高まり、紅蓮石の価値が上がりますよね。

もしこれを予想し、大量に買い占めておけば、大儲けできるかもしれません。

また、鍛冶屋は紅蓮石の仕入れ価格が高騰することで武器生産費用が上がってしまいます。

これをリスクヘッジするため、紅蓮石を先物買いするという手段もあるのです。

 

例2

他にもミスリルは武器の生産加工に対する用途が多いという設定を考えます。

もし国際的に、平和路線をたどり戦争の懸念がかなり低くなれば、武器の需要は落ちますね。

そうなると、ミスリルの価値も落ちます。

そこで大資本を持つ武器商人がミスリルを買い占め、その後に各国で戦争が起きるよう暗躍する。

すると、ミスリルは再び価値が上がり、底値で買い占めていた商人は大儲けできる、といった展開もあるかもしれません。

 

まとめ

今回はみんな大好き鉱物資源について語りました。

↓のような様々な使い道がある。

 

・装備、装飾品の生産・強化

・通貨として利用

・金融商品として取引することで利益を得る

・先物取引によるリスクヘッジ

 

ぜひとも世界観作りに役立ててくださいね!

 

<参考書籍>

コモディティハンドブック【貴金属編】

原油相場 (現代の錬金術師シリーズ)

ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑

 

次にファンタジーの「税制」についても解説しているので、続けてどうぞ↓

ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「税制」の知識
税制を上手く活用すれば、多彩なストーリー展開が可能になる 税制で成功すれば国が発展し、失敗すればドラマが生まれるのだ

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