みなさまいつもありがとうございます。
高美濃四間です。
みなさんは、『多動力』という書籍を知っていますか? 『メモの魔力』という書籍を知っていますか?
聞くまでもないですかね?
では著者は誰か知っていますか?
……これも多くの方がご存知かと思います。
では、編集者は?
………………今回はビジネス書で数々のベストセラーを生み出してきた幻冬舎の編集者について、ご紹介します。
その編集者の方が言うには、出版不況は既に終わっていて、本を売るという事業を出版社が担うことが厳しくなっているだけだそうです。そして、本を売ること自体はイージーであるとも。
この記事を読めば、出版不況に対する不安は杞憂だと気付くはずですので、お見逃しなく!
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出版の不況はもう終わった? ベストセラー編集者の驚異的な仕事内容
・ホリエモンの『多動力』32万部
・佐藤航陽の『お金2.0 』 21万部
・落合陽一の『日本再興戦略』14万部
数々のベストセラーが生まれたその影にいた編集者とは……『箕輪厚介』氏です。
彼は、幻冬舎のいち編集者でありながら数々のベストセラーを生み出し、今ではNews picks booksの編集長、CAMPFIREと幻冬舎の共同出資会社の『エクソダス』の取締役など様々な肩書を持つ凄腕の編集者なのです。
経歴
・早稲田大学卒業後、双葉社に入社
・双葉社では広告営業として四年間、商品開発やイベントの企画運営などにたずさわる。
・その後、編集者となり双葉社にいながら幻冬舎の社長『見城徹』の書籍『たった一人の熱狂』を出版
・双葉社から幻冬舎へ移る
・その後も、『多動力』『お金2.0 』『日本再興戦略』などの編集担当として、数々の大ヒットを生み出す。
・「NewsPicksアカデミア」を立ち上げ「NewsPicksBook」を創刊
・今では幻冬舎の編集者でありながらコンサルティングや株式会社エクソダスの取締役、オンラインサロン『箕輪編集室』の主宰など幅広く活躍している。
また、数々のベストセラーの編集担当をしてきた箕輪氏ですが、自身の著書『死ぬこと以外かすり傷』でも10万部を軽く突破し、その凄まじい実力を証明しています。
ざっと見てとんでもない編集者ですね(汗
しかも年商1.3億らしいので、サラリーマンに希望を与えてくれます(笑
出版不況は既に終わった
出版不況と呼ばれているこの時代に数々の大ヒットを生み出す箕輪氏。
しかし彼は、とある番組で言っていました。
「出版不況は終わったと思っているが、出版社不況は終わっていない」
どういうことかというと、キングコング西野氏やホリエモンのように本の売り方が分かっている人からすれば、本は出版して売れるのは当たり前。
つまり、本を売ること自体はイージーであるという話です。
ただ、それを出版社が担うことが厳しくなっていると箕輪氏は語っていました。
結局、本を本として売ると毎回ギャンブルになってしまって、それなりに売れないと赤字になる。
だから本を通じてコミュニティ参加への道筋を作ったりと、その著者が二冊目を出版したときに一冊目を買った人が買ってくれるようなファンの囲い込みなどのプロモーションをするのが、現代の編集者の役割なのだそうです。
ちなみに、ドワンゴの社長がおっしゃるには、紙の本の売れ行き減少に大きく関わっているのは雑誌と漫画らしいです。
雑誌については、インターネットの台頭によりたくさんの情報が手に入るようになってしまったため、雑誌の内容自体がおもしろく感じなくなったため。
漫画については漫画村の影響が大きかったとのこと。
それに比べ、一般文芸は買う層が一定であってほぼ変わっていないため、影響は少ないらしいです。
箕輪氏が言うには、
「結局紙だろうが電子書籍だろうが、話題になったものはどちらの媒体でも売れる。出版不況だからと言い訳するのはただの甘え」
だそうです。
……耳が痛いですね……
ベストセラー編集者の戦略
ある番組で箕輪氏の仕事に密着取材にしていたので、そのときの情報をまとめてみます。
「マーケティングを頭で考えるのではなく、さまざまなことに挑戦し経験して、時代や社会を肌で感じることが編集者としての豊かな土壌となる。結局のところ、自分の本当に読みたいものを作り上げること。そしてそれに熱狂すれば、人に伝わるものが完成する」
また、マーケティング(売り方)をしっかり考えている人は、コンテンツも面白い。
それだけ本気で試合をしているということだそうです。
たとえばNewsPicksBookは、NewsPicksアカデミアという月額制のサービスの一部。
出版した本はまず会員に送られ、既に月額で料金が支払われているので赤字にならないビジネスモデルを構築しているそうです。
だから赤字の心配をせずにガンガン本を出版できるんですね!
まとめ
今回は箕輪厚介さんについて解説しましたね。
凄腕の編集者ですので、作家として活動していく以上、彼のマーケティングやプロモーション技術を参考にするべきです。
・ファンの囲い込みなどのプロモーションをするのが現代の編集者の役割。
・紙だろうが電子書籍だろうが、話題になったものはどちらの媒体でも売れる。出版不況だからと言い訳するのはただの甘え。
・自分の本当に読みたいものを作り上げること。そしてそれに熱狂すれば、人に伝わるものが完成する。
・マーケティングをしっかり考えている人は、コンテンツも面白い。
箕輪厚介さんの本を売る技術を学びたければ、『死ぬこと以外かすり傷』を読んでみてください。
漫画版を↓の記事で解説しています。
みなさまいつもありがとうございます。
高美濃四間です。
今回は以前ご紹介した、ベストセラー連発の凄腕編集者『箕輪厚介』さんの書籍『マンガ 死ぬこと以外かすり傷』から学んだことを書いていきます。
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また、小説を売る戦略を↓の記事で解説しています。
みなさまご機嫌よう。
高美濃四間です!
今回の内容はとてつもなく深く、作家人生に関わる非常に重要な話です。
僕はここにたどり着くまでに、様々な書籍を読んだり、編集者のコラムや著名人の対談動画などを見たり[…]