みなさまご機嫌よう
高美濃四間です。
今回は初心に戻って、僕の物語の作り方について解説していきます。
今まで書いてきた記事をまとめたものですので、内容はかなり濃いです。
おすすめの書籍も紹介していくので、ストーリー作りでつまづいていた方は、これを読めば怖いものなしですよ!
ちなみに、初心者向けの小説を書く手順については↓

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小説の書き方まとめ|ラストでどんでん返しを生む物語の作り方
物語を作る順番は↓の通りです。
1、ラストを決める
2、キャラクターを作る
3、キャラ毎のストーリーを考える
4、個別のストーリーを繋げ、ラストまでの道筋を作る
たったこれだけ!
それでは、順番に詳しく解説していきますね。
ラストを決める
物語は、ラストで得た感動が、そのまま作品の評価に繋がると言っても過言ではありません。
つまるところ、どんなに序盤、中盤で盛り上がっても、ラストが納得いくものでなければ「いまいち」。
序盤、中盤はまあまあでも、終盤のどんでん返しに興奮したなら「面白かった!」と言われるわけです。
では、ラストでどのように盛り上げるかというと、それは総力戦です!
総力戦とは、今までの伏線の回収、敵との共闘や仲間の裏切り、予想外な人物の乱入、目まぐるしく変わる戦況など、これでもかというぐらい熱血・感動シーンを重ね合わせられる、究極の舞台装置なのです!
そして、これを有効に機能させようとするのなら、どんな総力戦を展開するか最初に決めないといけません。
どんな伏線を張るか、最後のどんでん返しのためにどんな誘導をするか、どんなキャラ設定にするかなど、その総力戦を最高のシーンにするために考え抜くのです。
総力戦を作るためのチェックリストや、具体例となるおすすめのアニメについては、↓の記事で語っているのでご参考までにどうぞ

参考となる書籍
・「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方
キャラクターを作る
当たり前のことですが、このキャラクター作りが非常に重要で難しいです。
まず第一に感情移入できるキャラクターでないといけません。
でないと、↓のような弊害が起こります。
・興味が引かれず固有名詞が記憶に残らない。そのため、ストーリーが進むにつれ読者が混乱する。
・無理やりな描写に感じ、違和感を生じさせる。
・見せ場のシーンが白熱していも、それ以外のシーンで読者の熱が冷めてしまう。
などですね。
また、戦闘シーンでも戦っているキャラクターに感情移入できていないと、酷くつまらないものになってしまいます。
ですので、メイン・サブ共にキャラクターの作り込みは細部まで行いましょう!
感情移入するには、↓の点に注意してみてください。
・未熟な人物の成長を描く。
・キャラクターに感情の浮き沈みを持たせる。
・多くの人が共感できる、ありきたりな悩みを抱える。
・普段キャラはどんな生活をしているのかを日常シーンで詳細に語る。
・周囲からどんな風に見られているか、丁寧に描く。
・ギャップがあるとキャラクターの魅力が一気に増す。
感情移入できるキャラクターの作り方は、↓の記事で詳細に語っています。

魅力的な主人公の例↓



キャラ設定の詳細は↓の記事をご参照ください。

参考となる書籍
・ストーリー作家のネタ帳 イベント編1―キャラクターの王道プロット15種
キャラ毎のストーリーを作る
それぞれのキャラクターが抱える悩みや目的を深掘りし、日常系と感動・熱血系の二種類のドラマを作ります。
ここで重要なことは、キャラの軸がブレないこと。
意外な一面はあった方が良いですが、時と場合を間違えると、読者に違和感を与えてしまいかねません。ストーリー展開を重視するせいで、そのキャラが本来しないような言動をしてしまわないよう注意してください。
ここで意識しておくべきことがあります。
物語で読者を笑わせたり感動させたりするためには、驚きが必須なのです。
常識を覆すことで驚きが生まれますが、それを簡単に行えるのが物語。
常識に囚われない発想で世界観を作ってください。
そこに驚きがあるから、物語に引き込まれるのです。
↓の記事で詳細に語っているので、ご参考までにどうぞ。


参考となる書籍
・ミステリー「トリック」の作り方—「常識反転法」によるトリックの発想方法
・ストーリー作家のネタ帳 イベント編3―人間ドラマ・人間関係の王道プロット15種
個別のストーリーを繋げ、ラストまでの道筋を作る
ここまでくれば、物語の始まりからラストまで、キャラクターたちのストーリーを並べて道を作っていきます。
もちろん、上手く繋がらないので、そのたびに設定を詳細にしたり新たなシーンを追加するなりして物語を思いのままに描いていきましょう!
物語を書いていく上で、↓のことに注意してください。
・それは読みやすい文章か?
・それを読んで読者はどう思うのか? それは自分の狙った感情か?
・本当に笑えるのか? 感動できるのか?
・戦闘シーンに迫力を感じることができるのか?
・それは読者に必要な情報か?
大事なことは、「情熱のままに書き、冷静になって書き直す」ことです。
読者目線を決して忘れないでください。
また、描写の語彙力不足でつまづいた方は、↓の記事で様々な表現をまとめています。



参考となる書籍
・ストーリー作家のネタ帳 イベント編2―世界観・状況の王道プロット15種
・ストーリー作家のネタ帳 イベント編4―緊迫・駆け引き・ミステリーの王道プロット15種
まとめ
どうだったでしょうか?
ストーリーづくりにつまづいている方がいらっしゃれば、ぜひとも参考にしてくださいね。
1、ラストを決める
2、キャラクターを作る
3、キャラ毎のストーリーを考える
4、個別のストーリーを繋げ、ラストまでの道筋を作る
この記事通りに書いていき、個別記事と参考書籍を全てマスターすれば、怖いものなしですね!!
ファンタジー小説の書き方については、↓記事で解説しています。


また、戦闘シーンの書き方については、↓の記事でまとめています。

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