みなさまご機嫌よう。
高美濃四間です!
GW中はひたすら小説を書いているおかげで、ツギクルのSF総合ランキング5位を何回か記録しました!
これからも予想のつかない絶望的なストーリーを展開していきます!
小説が最後まで読まれない? 想像を絶するストーリーの作り方とは?
みなさんは、自分の書いた小説が最後まで読まれないという悩みを抱えていませんか?
今回は、そんな悩みを解決すべく、僕の考えるストーリーの作り方をご紹介しますね。
この記事を読めば、読者が「凄く気になる!」と思うようなストーリーが作れるようになりますので、お見逃しなく👍
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想像を絶するストーリーの作り方
壮大な世界観、魅力的なキャラ設定に、感情移入できるキャラ、読みやすい文章、これからがそろっているのに、なぜ最後まで読まれないのか……
その理由はズバリ!
ストーリー展開に緊迫感が足りないからです!
言い変えると、すべて読者の想定内にストーリーが収まってしまっているということです。
それでは途中まで読まれても、だんだん飽きが来てしまいますよね?
みなさんも本を読んでいて、予想通りの展開が続いて眠くなったという経験はありませんか?
どうすれば想定外の展開が作れるのか
読まれない理由は分かりました。
しかし想像を絶する展開を考えるというのは、言うほど簡単ではありません。
ですが、ちゃんと方法があります。
それは、不可能を可能にすることです!
「おいおい、どっか聞いたセリフだぞそれ……ムウr――」と思われた方、気にしちゃダメですよ(笑
僕はモビルアーマー乗りじゃありません(笑
どういうことかと言うと、「こんなの絶対に無理じゃん……」と自分でも言ってしまうような絶望的な展開を作りましょうということです。
極端な話、なんの戦闘能力も持っていない主人公が誰かに騙されて、ホイホイついて行った挙句、1000人の敵に囲まれ、問答無用で総攻撃を受ける。
そんな展開です。
さらに具体的な例を挙げるなら、『クライシスコアFF7』のザックスのラストバトル、『ゼロの使い魔』の第二期のラストバトル、『進撃の巨人』で巨人たちがウォールマリアへ侵入してきたときなどです。
このどれも、「え? 絶対にもう終わりじゃん」と多くの読者が思ったことでしょう。
自分だって先が見通せないんです。
そりゃ読者も予想なんてできませんよ。
そして大事なのは、その絶望的状況を切り抜ける方法を必死に考え抜くということです。
今まで積み重ねてきたストーリーを見返し、どうにかして抜け道を見つける。
自分で作った設定の穴を自分で突く。
発想を変えてみる
など、どんな手を使ってでも、その状況を打開できるさらなる展開を考えるのです。
自分の限界を超える
たったこれだけのことです。
ですが、もの凄く難しいですよね?
しかしこれをやり遂げるということが、想像を絶する展開を考えるということなのです。
自分を甘やかしてしまう人は、「おもしろそうだから、こういう展開にしよう」そう思ってプロットを作り、いざ本編を書いていると、「あれ? この展開じゃ主人公が上手く切り抜けられないや」なんて思って、無難な方向にもって行こうします。
それではいつになっても読者の心を揺さぶる展開なんて作れませんし、作家として成長しません。
だからこそ、自分自身を追いつめて、自分の限界を超えてストーリーを展開することが、作家として成長する近道だと思います。
名付けてサイヤ人戦法!(笑
具体例
ここまでは抽象的なため、イメージがあまり湧かないですかね?
では最後に、僕の作品『ハンター&デザイナー -異世界の設計士-』での実例をご紹介しますね。
あっ、ネタバレになるので、まだ第八章まで読まれていない方はご注意ください。
まだ読まれていない方、本編はこちらです↓
1、絶望的な状況を作る
第八章のプロットでは、主人公『柊吾』が冤罪で処刑されかけるというストーリー展開を考えていました。
そのときの山場としては、柊吾が討伐隊に処刑される寸前で、彼を慕う仲間たちが助けに来て討伐隊と乱戦の末、柊吾を助け出して幕引きにする予定でした。
しかし僕は思ったんです。
これはあまりにも予定調和なんじゃないかと。
そんな展開、誰でも予想できてしまうから、それじゃダメだと思って方針を変えました。
そして考えた展開は、「助けに来た仲間全員が敵の増援に押し負け、柊吾の救出に失敗する」というものです。
2、主人公が死なないで済む方法を必死に考える
もちろん、助け出そうとした人たちが失敗するなんて想定してなかったので、これは本当にピンチです。
主人公が処刑されてしまう。
まだまだ続くはずの物語が終わってしまう(泣
だから僕は、必死に考えました。
それであるときひらめいたんです。
「そういえば、柊吾は設計士として有用な装備やアイテムをたくさん設計したけれど、目立ちたくないという理由で、誰が考案者かという情報を隠していたなあ」と。
そこで、最後の乱入者として、設計を柊吾に任されていた鍛冶屋を登場させ、柊吾の描いた設計図を証拠に「彼が死ねばこの町の発展は永遠になくなる」と上層部を説得し、冤罪の証明まで持っていく賭けに出る、という新展開を作りました。
いやまさかね、ハイスピードハンティングアクションとアピールしておきながら、最後は戦闘ではなく舌戦で幕を引くはめになるとは自分も想像してませんでしたよ(笑
しかし、ここまで必死に考え抜いたおかげで、読者の予想を上回るストーリー展開を作ることができたのです。
まとめ
今回は、読者の想像を絶するストーリーの作り方を解説しました。
・誰もが無理だと思う絶望的な状況を作る
・打開策を必死に考える
簡単に言えばこれだけですが、凄く難しいと思います。
しかしこれを実践すれば、読者の予想を優に超える展開を生み出すことができ、自らの頭で必死に考え抜いたことで自分自身も大きく成長できるのです。
みなさんもぜひ参考にしてみてくださいね!
また、今回の内容を活かした物語の書き方を↓の記事で解説しています。

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