みなさまご機嫌よう。
高美濃四間です!
みなさんは、自分の書いた小説が最後まで読まれないという悩みを抱えていませんか?
今回は、そんな悩みを解決すべく、どんでん返しを生むストーリーの作り方をご紹介しますね。
この記事を読めば、読者が「凄く気になる!」と思うようなストーリーが作れるようになりますので、お見逃しなく👍
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小説が最後まで読まれない? どんでん返しを生む,面白いストーリーの作り方とは?
壮大な世界観、感情移入できるキャラクター、読みやすい文章、これからがそろっているのに、なぜ最後まで読まれないのか……
その理由は、ストーリー展開に緊迫感が足りないからです。
言い変えると、すべて読者の想定内にストーリーが収まってしまっているということです。
それでは途中まで読まれても、だんだん飽きが来てしまいますよね?
みなさんも本を読んでいて、予想通りの展開が続いて眠くなったという経験はありませんか?
そうならないために、予想外の展開を作る2通りの方法を解説します。
どんでん返しを生むのなら、常識を覆すこと
物語で読者を笑わせたり感動させたりしたければ、驚きが必要です。
それはどんでん返しでも同じ。
基本的に、この世界で生きている限り常識というものがありますよね?
経験や知識、文化などによって差はあるものの、常識は多くの人に共通しています。
もしそれが思いもよらぬ形で覆ったら? 魔法のようなことが起こったら?
誰もが驚きますよね?
……つまり、常識を覆すことで驚きが生まれるのです。
ストーリー展開からどんでん返しを作る
常識を覆す、想像を絶する展開を考えるというのは、言うほど簡単ではありません。
しかし、ちゃんと方法があります。
それは、不可能を可能にすることです。
どういうことかと言うと、「こんなの絶対に無理じゃん……」と自分でも言ってしまうような絶望的な展開を作るということです。
極端な話、なんの戦闘能力も持っていない主人公が誰かに騙されて、ホイホイついて行った挙句、1000人の敵に囲まれ、問答無用で総攻撃を受ける。
そんな展開です。
さらに具体的な例を挙げるなら、『クライシスコアFF7』のザックスのラストバトル、『ゼロの使い魔』の第二期のラストバトル、『進撃の巨人』で巨人たちがウォールマリアへ侵入してきたときなどです。
このどれも、「え? 絶対にもう終わりじゃん」と多くの読者が思ったことでしょう。
自分だって先が見通せないんです。
そりゃ読者も予想なんてできませんよ。
そして大事なのは、その絶望的状況を切り抜ける方法を必死に考え抜くということです。
今まで積み重ねてきたストーリーを見返し、どうにかして抜け道を見つける。
自分で作った設定の穴を自分で突く。
発想を変えてみる。
どんな手を使ってでも、その状況を打開できるさらなる展開を考えるのです。
自分の限界を超える
たったこれだけのことです。
ですが、もの凄く難しいですよね?
しかしこれをやり遂げるということが、想像を絶する展開を考えるということなのです。
自分を甘やかしてしまう人は、「おもしろそうだから、こういう展開にしよう」そう思ってプロットを作り、いざ本編を書いていると、「あれ? この展開じゃ主人公が上手く切り抜けられないや」なんて思って、無難な方向にもって行こうします。
それではいつになっても読者の心を揺さぶる展開なんて作れませんし、作家として成長しません。
だからこそ、自分自身を追いつめて、自分の限界を超えてストーリーを展開することが、作家として成長する近道なのです。
設定からどんでん返しを作る
先ほどは、ストーリー展開によって驚きを生み、どんでん返しを作る方法を解説しましたが、設定から作る方法もあります。
どんでん返しをつくる基本的なステップは、↓の通りです。
1、常識を植え付ける
2、常識を定着させる
3、常識をひっくり返す
簡単ですが、この流れが重要です。
どんでん返しの例としては……
・普通に暮らしていたら、実はみんな死んでいて幽霊だった
・物語の最後に、すべてが夢オチだったと明かされる
・絶対に死なないと思っていたキャラが死ぬ
・最弱のキャラが実は最強だった
・実は殺人事件の犯人が、主人公のもう一つの人格だった。
などですね。
情報の提示をしっかりコントロールし、読者の常識をひっくり返してください。
それが成功すればきっと、作品に魅力を感じ引き込まれることでしょう。
↓の書籍では、ストーリーの盛り上がりに役立つプロット例を多数紹介しているので、参考にしてみてください。
・今すぐ使える! ストーリー強化プロット集(光と闇のプロット編)
まとめ
今回は、読者の想像を絶するストーリーの作り方を解説しました。
・常識を覆すことで驚きが生まれる
・絶望的状況を切り抜ける方法を必死に考え抜く
・自分の限界を超えてストーリーを展開する
・情報の提示をしっかりコントロールし、読者の常識をひっくり返す
簡単に言えばこれだけですが、凄く難しいと思います。
しかしこれを実践すれば、読者の予想を超える展開を生み出すことができ、自らの頭で必死に考え抜いたことで自分自身も大きく成長できるのです。
今回の内容を活かしたストーリーの作り方を、↓の記事で解説しているので参考にしてみてください。
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