感情移入できる小説キャラクターの作り方|描写の書き方から設定のコツまで解説!

みなさまご機嫌よう。

高美濃四間です!

 

・キャラクターのイメージが湧かない……

・魅力的なキャラが書けない……

・読者の感情移入できる小説を書きたい……

 

みなさんは、そんな悩みを抱えていませんか?

 

そこで今回は、小説を書く上で欠かせない「キャラクターの作り方」について解説していきます。

最後まで読めば、感情移入できる魅力的なキャラクターを作れるようになるので、ぜひ参考にしてください。

 

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魅力的な小説キャラクターの作り方|描写の書き方から設定のコツまで解説!

小説、特にライトノベルはキャラクターが命です。

 

どんなにストーリーが面白くても、キャラクターに魅力がなければ、読者は最後まで読んでくれません。

感情移入したキャラクターが困難を乗り越えて目的を達成するからこそ、カタルシスを得られますし、彼らの未来が気になるから続きを読むのです。

 

ゆえに、キャラクター作りは小説を書く上でプロット作りと同じか、それ以上に重要なのです。

 

キャラクターの作り方

キャラクター作りで重要なことは、最初に書きたいキャラクターを頭の中でイメージすることです。

簡単に聞こえるかもしれませんが、明確なキャラクター像をはっきりと形にするのは難しいもの。

 

また、これができていない状態で小説を書き始めると、キャラの言動に一貫性がなかったり、上手く描写できません。

キャラクターの性格や癖、外見などをすべて明確にイメージした上で描写する必要があるのです。

 

そのために、アニメや映画などの映像作品をたくさん見て、「生きたキャラ」を脳裏に焼き付けてください。

見た目、性格、言動や癖……抱える想いなど、しっかり記憶に刻むのです。

それがリアリティを生み出す源泉となるのですから。

 

→ 感情移入できるセリフについてはこちら

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丁寧で繊細な描写で肉付け

たくさんの作品を参考に、ふんわりとでもオリジナルキャラクターがイメージできたなら、そのキャラの性格や口調、細かい仕草、外見などを明確にしてください。

 

もちろん、想像だけでイメージが形になるのであれば、それが一番いいのですが、まだハッキリとイメージできないなら色々なキャラの立ち絵などを参考にして、髪型や顔の造形、体型など必要なパーツを拝借し、自分のキャラクターを肉付けしていく必要があります。

 

→ キャラクター描写に役立つ表現集はこちら

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キャラクター作りは雰囲気作り

キャラクター描写と言っても、単に髪型や印象などをそのまま書けばいいというわけではありません。

たとえば、ただ「笑った」と書くよりも、「口角をゆっくり上げて、優雅に微笑んだ」とか、「~と言った」と書くよりも「低く落ち着いた声で答えた」というように、何気ない描写でも少し付け加えるだけで、キャラクター独自の雰囲気を伝えることができます。

 

キャラクター作りは、雰囲気作り

 

丁寧で綺麗な描写というものが、キャラクターの魅力を引き出すのです。

 

また、アクセサリーやアイテムなども、キャラクターの雰囲気や魅力を引き出すのに、非常に重要ですね。

たとえば、長い黒髪の女の子がいたとして、なにもアクセサリーを付けていないよりも、華の髪飾りやリボンなどを付けていたほうがより魅力的に見えたりしますし、男性キャラであれば、仮面や手袋、モノクルなどを付けていたほうがミステリアスな雰囲気を演出できるでしょう。

 

その場面やキャラクターの設定に合った小道具を活用することで、キャラクター描写に色が付き、華やかで輝かしいものとなるのです。

 

そういった描写、表現等の例を「今すぐ使える! キャラクター描写集(現代編)」でたくさん紹介しているので、参考にしてみてください。

 

感情移入できるキャラクターを作るには?

感情移入できる魅力的なキャラクターを描くコツは、成長過程をしっかりと丁寧に描写することです。

 

みなさんは、小説を読んでいて思わず応援したくなる登場人物と出会ったことはありませんか?

彼らを応援したくなるのは何故でしょうか?

 

それは、そのキャラをよく知っていて、今までの努力や想いに強く共感しているからこそ、感情移入してしまうからです。

 

ストーリーを展開するには過程が大事

ストーリーを進めていく上で重要なのは、キャラクターたちの行動理由と訪れる困難です。

例えば、「なぜそのキャラは戦うのか?」を考えたときに、「ハンターの仕事だから」よりも「村を滅ぼした悪魔に復讐する力を得るため」の方が、感情移入できませんか?

 

これが過程です。

 

戦うことは、キャラが目的を達成するための過程であり、その間で訪れる困難などをしっかり描くことでストーリーが進んでいくにつれ、読者はどんどん感情移入できるのです。

そして、そこまでの努力と苦労の過程を知ったことで読者は感情移入し、目的を達成したとき又は大きな困難を乗り越えたときに、大きな満足感を得ることができるのです。

 

常に、キャラクターの目的に対する行動の過程を書いているか、意識しましょう。

 

生き様を丁寧に描く

物語を考える際、結末を最初に決めることをおすすめしますが、実際に小説を書き進めていると、早くその展開まで持っていきたいという欲が出ます。

 

実はこれがやりがちなミスで、しっかり過程を描かずにラストまで書いてしまうと、せっかくの驚愕展開も読者は急に感じてついていけず、思っていたよりも反響が得られません。

我慢して、じっくりと感動シーンや熱血シーンへ至るまでの過程を書いていきましょう。

 

多くのチート主人公に人気が出ない理由は、過程がないからです

 

キャラクターの成長過程や生き様は、しっかり丁寧に書いてください。

たとえ、登場人物の多い物語であっても、彼らの生き様をしっかりと描いていくことで、その中の誰かを好きになってくれる読者がいるはずです。

 

魅力的な主人公の参考例を↓の記事で解説しています。

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?

破天荒フェニックス

空飛ぶタイヤ

 

まとめ

今回は、感情移入できる魅力的なキャラクターの作り方について語りました。

 

・書きたいキャラクターを頭の中でイメージすること

・アニメや映画などの映像作品をたくさん見て、「生きたキャラ」を脳裏に焼き付ける

・丁寧で綺麗な描写というものが、キャラクターの魅力を引き出す

・努力と苦労の過程を知ったことで読者は感情移入し、目的を達成したとき又は大きな困難を乗り越えたときに、大きな満足感を得ることができる

・登場人物の多い物語でも、彼らの生き様をしっかりと描いていくことで、その中の誰かを好きになってくれる読者がいる

 

上記のことを意識して書き続けていれば、いずれ最高のキャラクターが完成することでしょう。

 

より詳細に作り込みたいなら、書籍「今すぐ使える! キャラクター描写集(現代編)」も参考にしてみてください。

 

また、魅力的なヒロインの書き方については、↓の記事で解説しています。

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ストーリーの作り方も学びたい方は、↓の記事もあわせてどうぞ。

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