みなさまご機嫌よう。
高美濃四間です!
実は、以前読んだ小説『信長と征く 転生商人の天下取り』が文庫化したと聞いたので、改めて文庫版を買って読み直してみました!
そこで思ったわけです。
やっぱりこの小説は知識チートや歴史系、経済系の小説のバイブルになると……
というわけで、これから本作のポイントを紹介していきますね!
こんな方におすすめ↓
・歴史小説や経済小説を書きたい
・知識チートや頭脳戦で盛り上げたい
・Web小説で書籍化したい
知識チートや歴史小説の書き方はこれを読めば分かる! 【信長と征く 転生商人の天下取り】がおすすめ!
さて、まずは本書の情報を軽く押さえておきますね。
・タイトル:信長と征く 転生商人の天下取り
・著者 :入月英一 氏
・出版社 :講談社
・原作 :小説家になろう
・ジャンル:歴史
※2019年10月6日に講談社レジェンドノベルスにて出版し、2022年3月15日に講談社文庫から文庫版が出版されました。
内容としては、現代から戦国時代の商人の家に転生した主人公が、歴史や現代ビジネスの知識を駆使して成り上がるというお話。
それでは、本作のポイントを語っていきます!
経済要素、商売要素を入れる上で参考になる
Web小説でラノベちっくであるとはいえ、内容は間違いなく歴史小説。
しかし作り込まれた世界観は、とっつきづらさや固さを感じることなく、戦国時代の知識に疎くても分かりやすくなっていました。
経済小説や商売要素を書くのなら、このぐらいの情報量がいい塩梅なのかと非常に参考になります。
ポイントは、小説としての読みやすさを損なわないような、情報の出し方や状況設定の工夫ですね。
知識チートや頭脳戦でストーリーを盛り上げたいなら、本作のプロットを研究するのがおすすめ!
本作は、もう冒頭から痛快なシーンで始まり、終始ワクワクできます!
頭脳戦や知識チートを生かすのであれば、そういった「読者をワクワクさせる」ような仕掛けをじっくり練って、プロットに落とし込む必要があるのです。
また、ストーリー展開のメリハリも大事。
知識と知恵で周囲をあっと驚かせる展開が本作の魅力ですが、シリアスなシーンでは雰囲気作りのための描写がしっかりしていて、迫力がありました。
特に1巻の最後の、とある武将の登場シーンでは鳥肌が立ったほどです……
物語や設定を支えるのはキャラクター
ここまでで、設定やストーリーの話ばかりしてきましたが、感情移入できる生きたキャラクターというのは、大前提です。
本作では、様々な感情を見せる主人公はもちろんのこと、信長や秀吉、柴田勝家といったキャラたちにもしっかりとした個性があります。
そしてなにより、生き生きとしているのです。
どんな凝った設定にしても、どんなに素晴らしいストーリー展開にしても、キャラクターに人間味がないと読者は感情移入できず、物語として成立しません。
丁寧で繊細なキャラクター描写があってこそ、物語や設定は輝けるのです。
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また、主人公の奥さんがとっても可愛いので、殺伐とした時代でも華がありました。
やっぱりどんな世界、設定であっても、萌えは大事なんですねぇ。
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まとめ
まだまだ語りたいところですが、ポイントをまとめますね。
・小説としての読みやすさを損なわないような、情報の出し方や状況設定を工夫すべき
・頭脳戦や知識チートを生かすのであれば、そういった「読者をワクワクさせる」ような仕掛けをじっくり練って、プロットに落とし込む必要がある
・丁寧で繊細なキャラクター描写があってこそ、物語や設定は輝ける
物語としても、野望と熱意を持った若く勇ましい商人が前世の知識を駆使して成り上がっていく痛快ストーリーなので、ぜひ多くの人に読んでもらいたい作品です!
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