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ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「税制」の知識

ファンタジー現代学

みなさまご機嫌よう。

高美濃四間です!

 

今回もファンタジー経済の解説をしていきますよ!

もしまだ「お金」に関する記事を読まれていない方は、↓を先に読んでおくことをおすすめします。

ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「お金」の知識
通貨はなにかを売買するための決済手段であり、皆が共通して価値を認知している通貨を交換の中心とすることで、商売は成立し経済が回る

 

この記事を読めば、国の運営における税制の活かし方が分かるので、物語の世界観設定の幅が大きく広がりますよ!

 

こんな方におすすめ↓

・税制がよく分からない

・国を発展させる物語が書きたいけど、そうすればいいか分からない

・ドラマティックな展開を作りたい

 

<参考書籍>

これが「日本の民主主義」!

脱税の世界史

ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑

現代知識チートマニュアル

 

<BGM>

Old Bikeman @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL

 

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ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「税制」の知識

みなさん、税制を創作に活かせていますか?

ほとんどの人が首を傾げるかと思います。

そもそも税制について詳しくなく、興味も湧かないというのが一般的なのかもしれません。

 

ではこの税制、ファンタジー世界にどう影響があるのか?

それは……

 

国の税収が多くなれば、富国強兵が成せるのです。

具体的に言うと、国の予算が増えることにより公共事業の規模を拡大できるので、国の発展に投資できます。

また、軍事活動の幅も広がるので、軍隊も強くできるでしょう。

これにより、多彩なストーリー展開が可能になるのです。

 

それでは、どのように税収を増やすのか語っていきますね!

 

国内編

まずは国内で税収を上げる方法について語ります。

ファンタジー世界の発展途上な小国や領地では、これらの手法がメインになるでしょう。

 

税率を下げる

税収を上げるには、税率を下げるべきです!

……「え? 逆じゃないの?」と思われた方も多いかと思います。

しかし、税率を下げることで税収が増加する可能性が高くなるのは、間違いありません。

なぜなら、税率を下げることで国民は消費を増やしやすくなり、経済において血とも言えるお金の循環が加速するからです。

 

これは、日本のような先進国では消費意欲が上がらない場合もあるので、上手くいかないかもしれませんが、ファンタジー世界における国は貧しい場合が多く、税が軽くなって浮いたお金を貯金しようとは思わないはず。

経済活動が活発になれば、他地域の商人たちも儲かるからと商売をしにやって来ます。

さらに、税において他国、他領土よりも安いという明確な利点があれば、商人の拠点もこちらに移るかもしれません。

 

このように、経済規模が大きくなれば、雇用が創出され仕事も増え、儲かった商人たちは新たな事業へ投資するといった、好循環が期待できるのです。

 

税の比率を調整

前述した税の引き下げが良い手段だと思いますが、他にも異なる複数の税の比率を調整するという方法もあります。

 

たとえば、直接税と間接税の比率を調整してみます。

直接税は、所得税や法人税などで、収入の多い者の税率が上がっていくという、金持ちに不利な税。

間接税は、消費税が主で、個人の所得に関係なく一律でかかる税。

だとします。

 

間接税を減らし、直接税を上げることで、現状の税収を減らすことなく消費を加速させられるかもしれません。

つまり、金持ちからより税をとって、庶民の税を下げるというものです。

 

しかしこの場合、重税に嫌気が差した金持ちが他国へ亡命などしてしまうリスクがあるため、このバランスは注意しなければなりません。

 

税率を上げる

最終手段として、税率を上げるという方法があります。

日本の増税がこれですね。

 

しかし、これは確かに一時的に税収は上がるのかもしれませんが、国民の消費意欲が下がるため、長期的に見るとマイナスになる可能性が非常に高いのです。

下手をすれば貧困が加速し、栄養失調や自殺などによる死亡者が増えかねません。

よって、税収を上げるための税率引き上げは、良い手段とは言えないでしょう。

 

ちなみに、日本がなぜ増税しているかという話は、赤字国債やIMFのプライマリーバランス、財政法による財政健全化などが絡んできて話が長くなるので、今回は割愛します。

 

国外編

それでは、国内での発展が厳しい場合はどうすればいいのか?

他国との貿易で税収を上げるのが良いでしょう。

 

たとえば、ロシアやアメリカなどのように、自国で産出した原油を他国に売るなどです。
これは資源が豊富な国のとれる手段となり、他にも手先が器用な種族であれば、部材を輸入し加工・生産して商品を作り、それを輸出するなどといった方法もあります。

ただ、その方法だと、他国も製法を学べば競争になってしまう恐れがあるので、極力天然資源のような、希少価値と需要があって他国に対して優位性のある商品で貿易をしたいところですね。

 

ファンタジー世界では

それでは、ファンタジーで具体的にどのように活かすのかという点について解説します。

まず、税制による改革をしやすい設定にしておくのが無難でしょう。

わざわざ最初から先進国にするのではなく、国や町の発展から始めるほうがドラマが作りやすのです。

 

前述したように、税制はやり方を誤ると、反乱や貧困化が起こり国が滅びかねません。

また、税を取る役人が不正するような人物であれば、政治は腐敗します。

 

このように、税制で成功すれば国が発展し、失敗すればドラマが生まれるのです。

これを活かさないのは損ですので、この知識をぜひとも活用してみてくださいね。

 

まとめ

今回はファンタジー世界における「税制」の活用方法について解説しましたね。

 

・国の税収が多くなれば、富国強兵が成せる

・税率を下げることで税収が増加する可能性は高い

・国内での発展が厳しい場合は、他国との貿易で税収を上げるのが良い

・税制で成功すれば国が発展し、失敗すればドラマが生まれる

 

ぜひとも物語作りに活かしてみてください!

 

<参考書籍>

これが「日本の民主主義」!

脱税の世界史

ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑

現代知識チートマニュアル

 

ファンタジーにおける「行商人」についても解説しているので、続けてどうぞ↓

ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「行商人」の知識
ファンタジー世界の民からすれば、行商人は都市と町の売買ルートであり、社会と繋がる頼みの綱

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