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ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「ギルド」の知識

ファンタジー現代学

みなさまご機嫌よう。

高美濃四間です!

 

今回は、前回に関連して「ギルド」について解説しますよ。

もし前回の「行商人」の記事を読まれていなければ、先に読んでおくことをおすすめします↓

ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「行商人」の知識
ファンタジー世界の民からすれば、行商人は都市と町の売買ルートであり、社会と繋がる頼みの綱

 

本記事はこんな方におすすめ↓

・ギルドがよく分からない

・物語でギルドを登場させたい

・自作ファンタジーをより魅力的にしたい

 

<参考書籍>

ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑

現代知識チートマニュアル

信長と征く 1 転生商人の天下取り

 

<BGM>

百花繚乱 @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL

 

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ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「ギルド」の知識

ゲームでも小説でも、「ギルド」という単語を聞くことは多いのではないでしょうか?

しかし、ファンタジーにおけるギルドについて、みなさんちゃんと説明できるでしょうか?

 

ギルドとは、同業者による組合のことです。

具体的に言うと、ある特定の市場に参入している複数の同業他者が協力し合う団体のことです。

この目的は、同業者間でルールを決めることによって、市場での競争激化から商人たちの利益を守ることにあるのです。

もし競争が激化すると、商人たちは生き残るのに必死で、商品の価格を下げたり過剰な顧客の奪い合いで疲弊して、将来のための事業投資に回す資金がなくなってしまうでしょう。

そうなると、市場は成長するどころか低迷しかねません。

 

つまり、ギルドは国の経済を左右する上でも重要な役割を担うのです。

また、ギルドの種類も、商人ギルドや職人ギルド、ハンターギルドなど様々。

 

ギルドのメリット

市場に参入している商人たちが結託するということは、市場をギルドが牛耳るということです。

ギルドは管理組織として、組合員へ仕事を割り振り、ギルドに所属しない者には仕事を回しません。

この市場の独占は、一見すると悪いことのように思えますが、商人や職人らを守るために必要なことなのです。

 

市場を独占すれば、適正な価格設定により利益を確保でき、その利益によって新たな事業や設備に投資ができます。

これによって、さらなる市場規模の拡大と利便性の向上が望めるというのが、大きなメリット。

 

ギルドのデメリット

ギルドのデメリットとして、商売が保証されることによる安心感により、商人たちが現状維持の思考となって市場の拡大発展が止まる恐れがあります。

また、ギルドの影響力は次第に大きくなり、大量の資金も集まるようになると、貴族や王族などの権力者たちも無視できないようになります。

そうなると、ギルドの独占権が強くなって新規参入がなくなり、やはり市場が発展しづらくなるでしょう。

 

つまり、社会全体の利益としては横ばいになって、新事業、新製品などの導入が遅れて経済発展が遅れてしまう恐れがあるのです。

 

ギルドのコントロール

ギルドには明確なメリットとデメリットがありますね。

だからこそ、このギルドの結成や解散といった、政治的なコントロールが非常に重要になるのです。

 

たとえば、新たな市場が開かれるときなどは、ギルドを結成することで商人や顧客の混乱を抑えながら、迅速で強固な基盤を構築することができます。

その後、市場が成熟してからギルドの権力を弱め、新規参入者も商売ができるような改革をすることで、市場での競争を活発にすることができるでしょう。

 

このように、ギルドを上手くコントロールすることで、他地域や他国からも新規参入の商人を集めることができ、国の税収を上げることもできるのです。

 

「税制」の知識については、↓の記事をご参照ください。

ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「税制」の知識
税制を上手く活用すれば、多彩なストーリー展開が可能になる 税制で成功すれば国が発展し、失敗すればドラマが生まれるのだ

 

ファンタジーで活かす

ギルドは、今まで語ってきた特性上、様々な設定に応用することができます。

たとえばギルドは、市場に関連する情報をとりまとめていることもあり、政治家との繋がりによる隠蔽や、不吉な将来予測によるシリアス展開などに応用できます。

 

他にも、特殊なギルドを作るというのも良いでしょう。

盗賊ギルドや暗殺者ギルドなど、表だけでなく裏の社会にまで影響を及ぼすことができると、物語の世界観に深みを与えることが可能なのです。

 

まとめ

今回は、ファンタジーにおけるギルドについて解説しました。

 

・ギルドとは、ある特定の市場に参入している複数の同業他者が協力し合う団体のこと

・同業者間でルールを決めることによって、市場での競争激化から商人たちの利益を守ることができる

・メリットは、市場規模の拡大と利便性の向上が望める

・デメリットは、ギルドの独占権が強くなって新規参入がなくなり、市場が発展しづらくなる

・ギルドを上手くコントロールすることで、他地域や他国からも新規参入の商人を集めることができ、国の税収を上げることもできる

 

ファンタジー小説には非常に重要な要素となるので、ぜひとも活かしてみてくださいね!

 

<参考文献>

ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑

現代知識チートマニュアル

信長と征く 1 転生商人の天下取り

 

ちなみに、おすすめのファンタジーゲームについても↓で紹介しているので、あわせてどうぞ。

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