みなさまご機嫌よう。
高美濃四間です!
今回、新しいカテゴリーを立ち上げました!
その名も、『ファンタジー創作論』です。
適当に名付けました、すみません(笑
このカテゴリーでは、ネット小説で根強い人気を誇るファンタジー作品について、酒場やハンター、商売など、あらゆる構成要素を解説していくというものです。
ファンタジー小説を書こうとしている方はぜひ、参考にしてみてください。
<BGM>
人気ジャンル書き方講座|ファンタジー小説における『酒場』について
今回は、あらゆるファンタジーに登場する酒場について、解説していきます。
酒場とは基本的に、夜に人が集まって酒や食事を楽しむ社交の場。
しかしこの酒場、読んで字の如くただただ酒や食事を楽しむ場所だと思ったら大間違い!
実はファンタジー作品における酒場とは、無限の可能性を秘めた、イベントの宝庫なのです。
主に、↓のような特徴を兼ね備えています。
・庶民のための施設で、食事代金はそれほど高くなく、旅人や行商人、ハンターや兵士などが客に多い。
・多くの市民が訪れるため、その町の情報が多く集まる。
・簡単な賭博が行われていたり、踊り子が芸を披露したりと、にぎやかで明るい雰囲気
・ハンターたちの集会場としての機能を備えている酒場もあり、クエストの掲示板やよろず屋などがあるところも。
それでは、詳細に解説していきますね!
ちなみに、今回の参考文献は↓
庶民的な雰囲気が特徴
酒場の特徴は庶民的な施設であり、様々な職業の多くの市民が集まります。
また、店主は気さくな中年おやじが多く、看板娘は活発で魅力的な若い女の子というのがセオリー。
もし酒場でのシーンを書くのであれば、ガヤガヤとした喧騒で賑わっている雰囲気を描写できれば良いかと。
また、テーブルには火酒や麦酒、ぶどう酒などの酒、肉や野菜などの食事を並べて、生活感を演出できるとグッド。
もし物語の主人公が上流階級などの高位な設定でなければ、序盤のストーリー展開は酒場を基軸にすると良いでしょう。
それほどの安定感があるのです。
酒場など生活拠点での情景描写については、「今すぐ使える! ファンタジー描写集」という書籍で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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酒場には多くの情報が集まる
ご説明した通り、酒場には様々な職種の人々が集まります。
その分、情報がかなり集めやすいのです。
酒場の隅で不穏な噂話や秘密の計画の打ち合わせをしているというシーンは物語で珍しくありません。
ストーリー展開で進め方に迷ったときは、酒場を利用し新たな情報が知らされるイベントを用意するのがおすすめですよ。
世界観に入り込める場所
酒場では、簡単な賭博が行われたり、踊り子が芸を披露したりと、その町の雰囲気によって独自のイベントがあります。
ここら辺をしっかりと作り込むことで、読者は物語の世界観に入り込み、熱中することができるのです。
たとえば、主人公がならず者でギャンブルによって日銭を稼いでいるのなら、賭博の盛んな酒場は重要な活動拠点になりますし、ヒロインが亡国の歌姫なら、酒場でその歌を披露して、新たなストーリー展開に繋げることもできます。
ぜひともオリジナルの酒場を考えてみてくださいね!
ハンターの集会場
今やファンタジー作品とハンターという存在は、切っても切り離せません。
これはおそらく、モンスターハンターの影響が大きいのではないかと僕は思っています。
酒場は、ハンターたちの集会場としての機能も備えることができ、クエスト掲示板やよろず屋など、ただ食事を楽しむだけでなく、ハンターたちの活動拠点としても描けるのです。
小説初心者の方で、ハンターが主人公の物語を書くのであれば、モンスターハンターやフェアリーテイル
、ゴブリンスレイヤー
などのギルドの設定を参考にすると良いでしょう。
まとめ
今回は、ファンタジーに欠かせない要素である酒場について、解説しました。
・庶民的な雰囲気が特徴
・酒場には多くの情報が集まる
・世界観に入り込める場所
・ハンターの集会場
ファンタジー作品における酒場は、無限の可能性を秘めたイベントの宝庫なので、ぜひとも活用してくださいね。
参考になる書籍
また、ファンタジー世界の基礎設定については、↓の記事で解説しています。
みなさまご機嫌よう。 高美濃四間です! 今回は、小説投稿サイトで大人気の異世界ファンタジーについて、基礎を解説していきますよ! これでも僕は、エブリスタファンタジーランキングで4位を記録したこともあるの[…]