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ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「金融」の知識

ファンタジー現代学

みなさまご機嫌よう。

高美濃四間です!

 

今回は、前回に引き続きファンタジーの経済に関わる話をしていきます。

もし、まだ「お金」に関する記事を読まれていなければ、↓からどうぞ。

ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「お金」の知識
通貨はなにかを売買するための決済手段であり、皆が共通して価値を認知している通貨を交換の中心とすることで、商売は成立し経済が回る

 

今回はズバリ! 「金融」です!

この単語を聞いてもし苦手だと思われた方、ぜひ最後まで読んでいってください。

この基礎を知っているかどうかだけでも、世界観の厚みに大きく差がつきますので。

 

↓参考図書

ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑

お父さんが教える 13歳からの金融入門

現代知識チートマニュアル

富の王国 ロスチャイルド

半沢直樹

 

<↓BGM>

カナリアスキップ @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL

 

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ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「金融」の知識

まずは金融という言葉ですが、みなさん説明できるでしょうか?

難しいですよね。

僕も「これだ!」と断言するのは自信がありません。

 

調べたところ、金融とは「金銭を融通すること」だそうです。

そのまんまですね笑

たとえば、お金が足りていない人へ貸したり、資金需要が変化したりと、正確に意味を捉えようとすると難しいです。

 

そこで僕は、「金銭を基軸とした取引全般」と捉えました。

 

ファンタジー世界でも、金融は非常に重要な要素と言えます。

具体的に、この金融を語る上で重要な銀行について、ファンタジーと絡ませた上で解説していきます。

 

ファンタジーにおける銀行

ファンタジー世界では銀行という言葉は聞きませんが、似た役割を持つ業者は存在します。

その前にまず、銀行の大きな役割を整理しておきましょう。

 

1、個人や組織、または国のお金を預かる業者。預金と言えば分かりやすいですね。

 

2、個人や組織、または国にお金を貸すこと。融資と言えば分かりやすいですね。これには金利が設定されていることが基本的です。

 

現代の銀行には、他にも多くの事業が存在しますが、とりあえずファンタジーに適用するためには、この2つがあれば十分です。

これらに似たファンタジー世界の業者、それが預かり所や金貸しといったものです。

ファンタジーにも銀行がありましたね!

 

信用

では、この銀行について、最低限必要なものはなんでしょうか?

 

……それは信用です。

 

前回のお金の解説でもでてきましたね。

たとえば、大金を旅で持ち運ぶのは盗賊に襲われたときに危険なので、預かり所に資金の多くを預けたとします。

しかし旅を終えて帰って来たとき、もしこの預り所が潰れていたら、預けていた資金はもう返って来ません。

ゆえに、客の資金をしっかり守ってくれるという信用がないと、商売として成り立たないのです。

 

また、金貸しはお金を貸す相手の信用を厳密に審査してから判断します。

でないと、相手が破産したり、失踪したりすれば、いくら金利があっても元金すら返ってきませんからね。

 

信用というのは、非常に重要な判断要素なのです。

 

収益源

では預かり所は、どのようにして収益を得ているのでしょうか?

利用手数料なんて、大した額にはできないので儲かりませんよね?

 

実は彼らは、多くの客から集めた潤沢な資金を使って、また別の客に融資などを行っているのです(他にも資産運用などありますが、ここでは割愛します)。

預りものとはいえ、現金が潤沢にあるので、大きな組織などに金利をつけて貸し出せば、儲けることができるのです。

裏を返せば、もし預かり所が信用を失って客から一斉に預金を引き出されたりすると、破産は避けられません。

 

とまあ、この金融商売で成功した者がファンタジー世界によく登場する金持ちであったりするので、よく理解しておくと物語の設定作りで活かせます。

 

国家との結びつき

銀行は銀行でも、中央銀行のような国の中核に位置するような重要機関もあります。

その銀行は、国の政策によって貨幣の発行ができるという、特殊な機関です。

ゆえに、国との結びつきが強いため、他の銀行とは位置づけが大きく異なり、裏で莫大な金が動くのです。

 

ファンタジーでもそのような機関は存在するはずなので、ストーリー展開に際して、利用してみてはいかがでしょうか?

 

ファンタジーの世界観作りに活かす

ここまで解説した通り、金融というのは世界の経済にとって、非常に重要な要素なのです。

ではこれをファンタジーに活かすならどうするのか?

 

僕が考えるのは、トラブル陰謀です。

 

たとえば、金貸しにも高利貸しという、法外な金利を設定して貸す悪徳業者も存在します。

彼らは多くの場合、最初に金利の説明をちゃんとしていなかったり、甘い言葉で誘導したりするため、後で借りた側が返せなくなってトラブルになりがちです。

これが物語を動かすキッカケになるかもしれません。

 

また、莫大な金が動くところには必ずと言っていいほど、陰謀が渦巻くもの。それは商人との取引だったり、国との取引だったりと様々です。

極端な話、巨額の資金の前では人の命も失われてしまうことだってあります。

 

このように、金融を世界観設定に上手く組み込むことができれば、きっとドラマチックな物語を書くことができるでしょう。

 

まとめ

今回はファンタジーにおける、金融について解説しました。

 

・金融は、金銭を基軸とした取引全般であり、ファンタジー世界でも非常に重要な要素

・ファンタジー世界の金融業者は、預かり所や金貸しにあたる

・金融業にとって、信用というのは非常に重要な判断要素

・預かり所は、客から集めた潤沢な資金を使って、また別の客に融資などを行って稼ぐ

・中央銀行のような特殊な位置づけの金融機関の裏では、莫大なお金が動く

 

このように、多くの要素が絡み合っているのが金融業界です(まだまだ基礎の基礎ではありますが……)。

これを物語作りに活かせれば、世界観の厚みに差がつきますので、ぜひ利用してみてくださいね!

 

↓参考文献

ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑

お父さんが教える 13歳からの金融入門

現代知識チートマニュアル

富の王国 ロスチャイルド

半沢直樹

 

「為替」の解説へと続きますので、あわせてどうぞ↓

ファンタジー経済の作り方|物語の世界観設定に使える「為替」の知識
国家間などの異なる経済圏を移動する際、通貨の交換が必要になる。これを安全に効率よく行えるのが為替。

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